エド&リーのブログ

未亡人に憧れるゴーストライター。深海魚のような仲間を探しています。結論の出ない話多めです。

テレビ出演したときの話

少し時間が経過してしまったが、2024年2月23日の金曜日、私はABEMAというネットテレビの「報道リアリティーショー ABEMA Prime」という番組に出た。

アーカイブは1週間残ると聞いていたはずだが、まだ残っているようなので一応ここに貼り付けておくこととする。

3割が「仮面夫婦」?なぜ離婚しない?愛を失った先の結婚生活とは...当事者に聞く

この番組に出演するきっかけとなったのは、以下の記事でも書いたとおり、このブログである。

放置しつづけていた2年前くらいに書いたブログの記事を番組を制作されている方が発見され、「仮面夫婦」の当事者として出演してほしいという依頼が来たのであった。

私は自分のことを「表現者」だと思っているので、顔は知られてナンボだと思っているし、ネットTVとはいえ凡人がテレビに出られる機会なんて一生にあるかないかだと思うので快諾をしたのだった。

テーマが「仮面夫婦」ということもあり、前半のVTR部分では怪しげな仮面をつけているが、生放送ではメイクをしてもらって顔を出して出演した。

六本木のテレ朝

番組は生放送で、事前にちょっとした台本はもらっていたので、台本には目を通して行った。20:30に六本木にあるテレビ朝日に来てくださいとのことだったので、私は少し早めに家を出て六本木へと向かった。自宅からは1時間程度である。

テレ朝周辺は人通りが少なく、ディレクターさんから送ってもらった行き方のURLを頼りにテレ朝の前までなんとかたどり着いた。

ディレクターさんに電話をかけてしばらく待っていると、前収録の時にいた女性のスタッフが迎えに来てくれた。テレビ局の入り口ではかなり厳重にチェックがされており、私の顔写真がある紙があって、その顔写真と私を照合しないと中に入れない感じだった。

スタッフさんに案内されて建物の中を歩いていくと、テレビでよく見る控室が用意してあった。控室の中にはお菓子と水が置いてあり、大きな鏡があった。よくテレビで見る控室そのものだった。

メイク

控室に入ったのもつかの間、ギャラ(4万円くらい)の振込用紙とタクシーチケットを渡され、私はすぐにメイク室に連れていかれた。ちなみに衣装は用意されておらず、私が自分の中で一番似合うと思っているユニクロのニットのワンピースを着て行った。

あまりにもいつもと同じメイクだと近所の人とかにバレる可能性もあるので(まぁバレても別にいいのだが)、中島美嘉さんみたいな濃いめのメイクにしてくださいとお願いをした。

メイクさんと雑談を挟みつつ「目を上に向けてください」「視線を下にしてください」などと、色々な指示を受けつつ、自分の普段のメイクの50倍くらい手の込んだメイクをしてもらった。後で放送を見たときには「なんか思ってたんと違うな」と思ったが、その時はすごくちゃんとメイクをしてもらえてテンションが上がった。

そのあと、ヘアメイクさんが少し髪を整えてくれて、私の見た目は完成形となった。ちなみに髪はある程度自分でセットしていったのだが、ヘアメイクさんに「素敵な髪型」「似合っている」と褒められた。私はもう4~5年くらい同じ美容師さんに髪を切ってもらっていて、私はその美容師さんの腕の良さを知っている。なので、「やっぱりプロがみても上手だと思うんだな」と感心した。美容師Kさんいつもありがとうございます。

打合せ~本番

せっかくきれいにメイクをしてもらったので、一人で控室で自撮りをしまくっていたらディレクターさんが来て、分厚い台本をもらった。10分くらい軽く話をしたものの、「本番になったら全然違う話になっちゃったりするから~」ということで、とりあえずの打合せという感じだった。

そんなこんなしているうちに本番の時間になり、私ともう一人の一般人的なゲストの人は生放送中のスタジオへと案内された。途中見えた部屋の中ではモニターをチェックするスタッフさんがいたりして「ザ・テレビ局」という感じだった。

マイクをつける専門の人がいて、その方にマイクを付けてもらって、とうとう本番の時間がやってきた。

同番組のMCはひろゆきさん(西村博之さん)で、ひろゆきさんはフランスに住んでいるのでいつもはリモートなのだが、その日はまさかの日本に来ていて、生ひろゆきさんが私の真横に座っていた。私は元ねらーなので、生ひろゆきさんに会えてめちゃくちゃ嬉しかった。そしてコーナー冒頭で紹介された時も「私、元ねらーだから今日ひろゆきさんに会えてめっちゃうれしいです」みたいなことを言った。

カンペを持ったスタッフの人とかがいて、「あと何分!」みたいなのとかやってたり、生ひろゆきさんが珍しいのでスタジオの窓側に人が集まってきたりと色々テレビ局っぽい感じではあったが、私はそんなにというか全然緊張しなかった。普通に話していた。

そしてとにかく自分の映りを気にしていた。自分の場所からどういう風に放送されているのかがモニターで見えるのだが、その映りのことばかり気にしていたらいつの間にか時間が過ぎて終わっていた。生ひろゆきさんは本当にふつうにひろゆきさんだった。

帰宅

出番が終わると、マイクを外され、さっさと控室に戻らされた。「タクシーが待機しているので準備ができたら出てきてください」と言われ、番組中に飲んでいたアベマ君の形をした水と控室で飲んだ水を持ってジャケットを着てすぐに控室をあとにした。

ホテルの入り口みたいなところにホテルマンみたいな人が立っていて、目の前にはリムジンみたいな巨大な見たこともない黒塗りのタクシーが泊まっていた。座席はふかふかの皮張りで、シンデレラになったような気分だった。

帰りのタクシーの中では放送を見た友人からLINEが来ていて、その返信とかをしていた。とにかくタクシーが高級すぎて自分が芸能人になったような気分でテンションが上がっていた。

そうこうしているうちに自宅前にタクシーが到着し、タクシーチケットに料金を書くのだが、タクシー代が15,080円もしてびっくりした。タクシーを降りる時もお嬢様のようにエスコートされ、私は築40年超えのボロマンションへと帰っていったのだった。

感想

家に帰ってからすぐ、お酒を飲みながらアーカイブを見た。色々と書き込みはあったが、そこまでネガティブな書き込みはなく、私の知っている人が書き込んでくれているのではないか?と思うようなポジティブな書き込みもたくさん見られて大爆笑しながら見た。スペースをとりながらひと通り見たが、最近ちょっと太ってしまったこともあり、自分が笑ったときとかの二重アゴになる感じとか肌のたるみが気になった。私はどっちかというと(いや、絶対に)出っ歯なのだが、歯並びも気になった。やはりどれだけメイクしてもらっても私はしょせん一般人にしか見えないんだなと思った。

あと、私はもとから色白なのだが、濃いめのメイクをしてもらったせいで、上沼恵美子さんみたいだなと思って、立体的な自分に多少のショックを受けた。

ただ、引きで映ったときはわりかし普通に見えたので、私はあまりしゃべらずにいた方が良く見えるのだという勉強になった。

たった数時間の経験だったが、メイクやリムジンみたいな高級タクシーなど、普段は味わうことのできない体験ができて本当に楽しかった。そして、ネットテレビに出たくらいではブログのアクセス数が増えるわけでもなく、Xのフォロワーが増えるわけでもなく、何も世界は変わらないという教訓を得た。

またもし出演のチャンスがあれば出てみたい。珍しい経験はやればやるほど自分のレベルをアップさせてくれるような気がする。