エド&リーのブログ

未亡人に憧れるゴーストライター。深海魚のような仲間を探しています。結論の出ない話多めです。

子ども同士のトラブルと親が抱えるモヤモヤについて【前編】

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この本は療育センターの心理の先生に教えてもらった

今日は本当は昨日の話の続きを書こうかと思っていたが、昨日ちょっとモヤモヤすることがあったので、今日はそのことを書こうと思う。

(※もしかすると、該当者の親御さんがこの記事を目にされている可能性がありますが、これは決して誹謗中傷などではありません。これは私一個人の考え方、表現であり、日本国憲法第21条で認められている国民の権利です。どうぞご理解ください)

【小学生あるある】子どもの待ち合わせ問題

自分たちの子どもの頃とは違い、現代の子供たちは習い事をたくさんしていたり、両親が共働きで平日は毎日学童だったりと、放課後友達と一緒に遊べる時間というのは非常に少なくなっていると感じる。かくいう私の子どもたちも習い事をしているので、平日まともに友達と遊べる日というのはだいたい2日くらいしかない。

ただ、そんな忙しい合間をぬってでも、子どもたちは都合のいい日があれば放課後友達と遊ぶ約束をして帰ってくる。私はそのことは否定しないし、むしろ遊べるならなるべく遊んでくればいいと思っている(いないと静かだし)。

なお、私の息子と娘は現在小学校低学年であるが、スマホは持たせていない。ただ、息子が小1の時、クラスメイトに「うちの場所を教えてあげるからついてきなよ」と言われ、息子は自宅から随分離れたところまで付いていき、そのままクラスメイトは家に入ってしまい(そいつも何家入ってんねん)、息子放置→息子知らない道を半泣きでなんとか帰宅…という出来事があったため、息子にも娘にも、出かける時にはいつもこういうGPS↓を念のため持たせている。

item.rakuten.co.jp

で、最近特に息子によくあるのが、「誰誰とどこどこで何時に待ち合わせしてるから行ってくる」と言って家を出て行くものの、帰ってきて「どうだった?」と聞くと「(約束していた)誰誰は来なかったけど、(他の)誰誰がいたから一緒に遊んできた!」というパターン。酷い場合は家を出たと思ったら速攻帰ってきて「どこどこで20分くらい待ってたけど誰誰が来なかったから帰ってきた」なんてこともある。

この「待ち合わせに行ったけど会えない問題」は小学生あるあるらしく、子どもが入学する前から先輩のお母様方からそういう話はかなり聞いていた。今は昔のように連絡簿とかも一切なく、新学期に名前の一覧表しかもらえないので、個人的に手紙とかで連絡先を交換しない限り、友達の名前以外のことはほぼ全くといっていいほどわからないのだ。

で、そんな時私はというと、私は生まれた地域のガラの悪さも影響し、実は(実はでもないか…)めちゃくちゃ口が悪いので、「は?なんなんそいつ」とか「あいつさぁ、いっつもいい加減やん。もう約束すんのやめな」とか「そんな奴友達じゃねーわ(←千鳥大吾口調で再生)」とか結構ボロクソ言ってしまうのである。

多分というか、きっとそういうお友達のことを悪く言うのは教育上よろしくないとは思うし、うちの夫(仮)もそんな感じだが「子どものことだから忘れることもある、仕方ないよ~」と考える人も多くいるだろう。

しかし、私は約束を破る人、特に時間に関しては二度と取り戻すことができないものなので、時間泥棒が大嫌いなのだ。なので、待ち合わせをしたのに特別な理由もなく来ないとかも絶対許せなくて、そういう時、つい本音を思いっきり言ってしまうのだった。

相手の親の連絡先を知っていれば稀に「今日◯◯君とうちの息子遊ぶ約束してたらしいんですけど、会えなかったみたいで帰ってきちゃって。入れ違いになってたかも…ごめんなさい」的な感じで、遠まわしに忠告することもあるが、ほとんどの人の連絡先を知らないので、基本的には「は、なんなんそいつ」的なことを吐き捨てて終わりである。

きっと、もうちょっと子どもが大きくなって、スマホとか持ったりしっかりするようになれば「あの頃ってあんなだったよね~」って感じになると思うのだが、私は「なう」な状態なので、ここのところはよくこの「待ち合わせ問題」でモヤモヤさせられることが多いのだ。

そして、昨日の話

ここまでは息子の話メインで書いてきたが、昨日、似たようなことがついに小1の娘にも起こったのだった。

娘の同級生のお母様たちは、まぁ基本女の子だし心配ということもあって(悪いけど男子はそうでもないっていう…)、そんなに子供だけで出掛けさせたりするケースは少ない傾向にある。そもそもうちの娘もインドア派でそんなに放課後友達と遊びたがるタイプではないので、お友達と放課後遊ぶこともこれまでに数えるほどしかなかった。

で、昨日は娘が帰宅後に宿題を忘れて帰ってきて、一度学校に取りに戻らせたのだが、その帰りに、同じクラスで仲が良く、今までも数回遊んだことのあるAちゃんに遭遇し「15:30に◯◯公園で遊ぼう」と誘われたらしいのだ。そして、娘は急いで宿題を済ませ、15時20分くらいにはGPSを持って自宅を出た。

ちなみに、その待ち合わせの公園ならびに小学校までは自宅から歩いて5分もかからないくらいの場所にあるものの、結構な急坂の上にある。

それから30分もたたないうちに、娘はトボトボと帰ってきた。話を聞くと待ち合わせの場所に行って暫く待っていたのに、Aちゃんが来なかったから帰ってきたというのだ。

ちなみにAちゃんの家はその公園のすぐそばにある。

またしても例のごとく「ハァ~?」と思った私は、Aちゃんのお母様に「今日Aちゃんと15:30に◯◯公園で遊ぶ約束をしてたみたいなんですが、Aちゃんがいなかったみたいで、今娘が帰ってきちゃったんですが、何か聞いてますか?入れ違いになっちゃいましたかね?」的なLINEを送った。

そしてしばらくするとAちゃんのお母様から「Aに聞いたら、Bちゃんとも約束していて、(うちの)娘ちゃんを待たずにBちゃんと別の公園に行ってしまったみたいで…。ひさびさに(うちの)娘ちゃんと遊べて嬉しかったみたいなのに…約束ちゃんと守れなくてごめんね」という返信が来た。

お母様から謝罪の意は伝わったものの、私からしたら、ぶっちゃけ「いや、ごめんねっていうかさ…約束しといてどっか行くってさ…」って感じである。

まぁこれも「小学生だから」「それくらいの子どもって、その時の興味だけで深く考えずに行動しちゃうから」っていう意見があるのも重々承知だが、果たしてそれで良いのだろうか。犬じゃないんだからさ。ていうか犬でも待ってるぜ?

だだでさえ宿題を取りに急坂を1回上って帰ってきて、急いで宿題をしてまた急坂を上って待ち合わせ場所に行ったのに、置いてけぼりにされてトボトボ帰ってきた娘…。

そのことを考えると、いくらごめんねと言われても私の親としての怒りというかモヤモヤはおさまらず、私は「そうだったんですね。うちの娘、若干発達に不安なところがあるのと、前に心臓の手術をしてて運動もあまり得意じゃないので、坂とか登るのも遅いので、次からちょっと待っててもらってもらえると助かりますと(Aちゃんに)お伝えください」とLINEをした。

その後、またそのお母様から「そうなんですね、伝えときます!ほんといい加減な約束してて、ほんとごめんなさい」と返信が来ていたので「すみませんがよろしくおねがいします」と私も返信してその一件は幕を閉じた。

いけないことはいけないよね?

今回のことで、Aちゃんが今後約束を守るようになってくれることを願うが、息子の周辺の一部の奴ら(←口が悪い)しかり、なんかそういう「当たり前のこと」ができない子が多いのかなと感じる。

以前にも少し書いたことがあるが、うちは息子も娘も、わりとしつけが厳しめと周囲からは言われている幼稚園に通わせていた。それは、ただ息子がやんちゃだったので「のびのび系の幼稚園になんて行かせたら余計にヤバい奴になる」という想いからである。娘に関しては単純に二人同時に通わせたら楽だったから入れた。

で、別に教育方針に心酔しているわけでもなかったのだが、その幼稚園には5つの教育方針があり、全部を言うとバレるので言わないが、その5つの中のひとつに「人に迷惑を掛けない心」というものがあった。

幼稚園の体制や対応には疑問に思う部分も多々あったので、今となっては別に良い園だったとも思わないが、幼稚園児に対して「人に迷惑を掛けない」ということを、わざわざ教育方針にまで掲げているというのは結構すごいことだなと今さらながら感心している。

その結果、自分の子どもたちがどう育っているのか。見えてないところで何をしているかまでは知らないが、少なくとも私が見ている限りではうちの子どもたちは約束を破られる方であっても、破る方になってはいないと思う。実際、他の親や先生から何か言われたことも一度もない(うそ、一回だけ息子が若干加担したみたいなことはあったな)。

結局何が言いたいかというと、「約束を守る」「ルールを守る」っていうただただ単純なことができるだけで、子ども同士のトラブル(というか大人同士のトラブルも)はかなり回避できると思うのだ。

 

というか、まだまだタイトルの件については書きたいことがあるのだが、いい加減長いので今日はここで一旦終わります。

なお、冒頭にある画像は、空気の読めないところがある娘を心配している私に対して、療育センターの心理の先生から教えてもらった本です。

books.rakuten.co.jp

ごく当たり前のことが書いてあるだけなのだが、この本に書いてある50個のルールを守れていない子ども、大人がなんと多いことか(自分を含め)。

もし機会があれば是非読んでいただきたいと思う一冊です。

 

(申し訳ないですが、この話、まだ終わってませんからね…)