エド&リーのブログ

未亡人に憧れるゴーストライター。深海魚のような仲間を探しています。結論の出ない話多めです。

女の子の親な時間

最近、娘の習い事のお迎えに行ったあと、帰り道にある小さなパン屋さんでパンをひとつずつ買って帰り、夕方に娘と2人でパンを食べるという流れが定着しつつある。

二人で過ごす夜

娘のその習い事がある曜日は、息子は電車に乗って少し離れたところまで別の習い事に行っていて、毎週その曜日は夫(仮)が在宅勤務にしているので、夫(仮)に連れていってもらっているのだ。で、その日は帰りが遅くなってしまうので、息子は夫(仮)の家に泊まり、朝、学校に行く前にうちにランドセルを取りに寄って学校に行く、という流れである。つまり、ほぼ毎週その曜日の夕方~翌朝までは、私は娘と2人きりで過ごしているのだ。

で、私も娘もこの日が結構気に入っている。というのも、何回か書いているが、息子は「さんま」並みによく喋る男なので、とにかく家にいるとうるさいのだ。しかも、兄妹がとても仲が良いので、2人そろうと賑やかさ…というかうるささ倍増なのである。

娘は兄がいなくて寂しい部分もあるとは思う。しかしその一方で、娘は私と2人で静かな夜を過ごすのも好きなようで、たまに息子や夫(仮)が「一緒に来る?」と娘を誘うのだが、娘は毎回断っている。

私も、娘だけだと晩ご飯もいつも以上に適当になるし、やっぱり子どもが一人と子どもが二人というのは、一人の違いだけなのに全然しんどさというかめんどくささというか、煩わしさというか…とにかくあらゆることが楽になるので助かっている。

別の生き物

で、冒頭の話に戻るが、そんな静かな夜の日の夕方に、私と娘は変な時間にパンを食べるということをしている。2人で美味しいねといってパンを食べるだけなのだが、私はこの時間がすごく好きなのだ(パンが美味しいということもあるが)。

そしてふと思うことがある。それは「女の子の親って、いつもこんな素敵な時間を過ごしているの?」と…。まぁ女の子といっても性格はそれぞれだし、男の子でもお母さんと一緒に大人しくパンを食べる子だっているだろう。

しかし、これが仮に息子だったと考えると…絶対にこんな時間はないと断言できる。まず座れって感じだし、「パン美味しいね」って言っても絶対話聞いてないだろうし、一瞬で食べ終わるだろうし…。

だからなんだって話なのだが、男の子と女の子の両方を育てていると、もとの性格を差し引いても、やっぱ男と女って全然別の生き物だなぁと改めて思う。これは、男の子を育てているお母さん(あるいは女の子を育てているお父さん)も同じかと思うが…。

男の子の親、女の子の親

そして、他の人はどうか知らないが、私は第一子が男の子なので、基本は「自分は男の子の親」という意識が強いと思う。多分それは子育ての基本となる部分を男の子モードでやってきたからだろう。例えば、基本うるさいとかいらんことするとかなので、外ではやたら謝るし、追いかけたりもするし、怒ることも多い、みたいな。学校から電話がかかってきた時は、まだ何も言われてないけどもう最終的に謝るつもりで話を聞く、みたいなのが基本姿勢である(優秀な息子さんのご家庭は違うと思いますが)。

また、男の子のお母さんも、特有のノリというか、なんかそういうのがあるように思う。基本ぐったりしているし、やはり「どうもうちの子がすみません」ベースだし、「も~ほんと勘弁~トホホ~」みたいな、自虐系のノリが多いように思う。

なので、たまに娘サイドで女の子の親として何かに参加したり、女の子オンリーな場に行くと「なんて平和な世界…」「なんてお利口なの…」「めっちゃ話通じる…」「めっちゃ大人…」みたいな感じで感動するのだ。まぁ女子特有というか、ぶっちゃけめんどくさいタイプの女子の親もちょいちょい見かけるのも事実だが…。

幸せな時間よ永遠に

なんか結局何を書きたいかわからなくなってしまったが、男の子と女の子、どっちの親がいいとか別にそういう話ではない。男でも女でも個体差もあるのでそれは比べたりできるものではないと思う。

しかし、ひとつだけ前から言いたいと思っているのは、男の人、特に自分が子どもの頃それなりに男子らしい男子だったというか、極めて大人しい子とかではなかったのなら、「お前らお母さんにマジ感謝しろよ!」ということである。これはあくまでも愛をこめての「バカ」だが…だって、男って本当にバカなんだもん…!!

そして、そんなことを毎回思いつつ、娘とパンを頬張る幸せなこのひとときが永遠に続きますように…と願う私なのだった。

男の子と女の子

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