昨日ようやく令和3年分の確定申告を終わらせた。
正確にはデータを送っただけなので、後日税務署から連絡が入ったらまた修正したりしないといけないが、多分今年は大丈夫だろう(去年は引越しがあった関係でミスがあり電話がかかってきた)。
会社勤めの方の場合は確定申告ってイマイチよくわからないかもしれないが、めちゃくちゃ簡単に言うと、要は前年の1月~12月までの売上とか経費とかを全部計算して、その結果払いすぎてた税金が戻ってきたり、あるいは払ったりする、という感じのことをするのだ。
ザル勘定がもたらした衝撃の事実
私の場合は基本的に確定申告をすればお金が返って来るのでこの時期はちょっとしたボーナス気分を味わえる。ただ、本当は単純に源泉徴収で毎回持ってかれているお金の一部が返ってくるだけなので喜ぶことではない。しかも還付金で喜んでるとすぐに住民税の請求がきてほとんど持ってかれるのでまさにぬか喜びというやつである。
で、私は個人事業主で、しかも特に仕入れとかもないし、今のところ取引先も毎年ほぼ同じなので、計算することといえば売上と経費くらいなのだが、それでもなんだかんだ確認していたら丸一日かかってしまった(ソフトを使っているのに)。本当は毎月、というかお金の出入りがある度に帳簿をつければこんなことにはならないのだが、毎年「今年からはマメにつけよう」と決意するのに翌月にはもう忘れている…という繰り返しである。でも逆に考えれば1年間その都度つけなくても1日で終わらせられるということでもあるのだが…(こういう考え方がいけないんだよな)。
そして、その都度帳簿をつけてないということは確定申告をするまでは正確な収支もわかっていないという、よく考えたら(よく考えなくても)ものすごい「ザル」具合である。でもだいたい毎月「これくらい仕事を入れたらこれくらいのお金が入ってくる」という感じでやっているので大幅に収入の増減があるわけではないのだが、昨日ちゃんと帳簿をつけてみたら驚くべき事実が判明した。
なんと、昨年1年の売上がその前の年の1.5倍になっていたのだ。
収入が1年で1.5倍に増えるとか、スピード出世でもしない限り会社勤めではあまりない現象かと思うが、これは、実入りのいい仕事にありつけたからではない。単純にそれだけ私が働いただけという話である。現に昨年は新規のクライアントが0件だったので、ただこなした仕事の量が多かっただけなのだ。
たしかに昨年から夫(仮)と別居を始めたものの、だからといって金銭的に生活が苦しくなるわけではなく、大幅に貯蓄が増えたわけではないが、減ってはいないなとは思っていた。結局のところ「別居したからって生活水準が落ちるのはムカつく!」と思って必死こいて働いていたので、減っていないのも当たり前なのだが。
働き方について考える
とはいえ、さすがに1.5倍売り上げが増えていただけあって、昨年1年を振り返るとやっぱしんどかったなと思う。居眠りしまくったり、朝起きて眠かったら子どもが学校に行ったあと寝たりとか、わりと好き勝手しながら働いてはいたものの、「ちゃんと休んだ!」と思える日は1年のうちに何日あっただろうという感じだ。なんだかんだで毎日のようにちょいちょい何かしら仕事をしているような1年だった。
もっと休んだ方がいいという声もどこかから聞こえてきそうだし、実際その方がいいのかなとも思う。しかし、将来的に一馬力でやっていきたいという気持ちもあるので、なんだか今よりアクセルペダルを緩めるのもなんか違うかなとも思うのだ。多分今の私に必要なのは、休むと働くのメリハリとか、効率の良い働き方とかのような気がする。
あと、多分外で働いているお母さんたちに比べたら私なんてぬるい働き方だと思うから、もっとちゃんとしないとな、とも思う。
私は現在週4~5日くらいは家から一歩も出ないで仕事と家のことだけをするという生活を送っているのだが、さすがにこんな生活をしていると「ちょっと外で働きたいな」とか「外で働いたら出会いがあるかな」なんてことを考えたりもする。で、私は過去に派遣でOLとして働いていたことがあったので、現在もいくつかの派遣会社から「こんな仕事ありまっせ」的なメールが送られてくるのだが、先日珍しく「おっ!」と思える仕事のメールが来た。
仕事の内容は事務職というよりは、会社の研究室で記録をとるような一風変わった仕事で、完全に想像でしかないが、なんだか楽しそうだなと思える内容だった。勤務地は自宅から電車に乗って6駅くらいだったと思う。
一瞬わりと本気で応募しようかと考えたが、リアルに実際に働いた時のことを考えてみるとハードルがありまくりだった。
就業時間は10時~15時で実働4時間ちょっと。理想的な実働時間ではあるが、結局通勤を考えると9時~16時くらいになる。そうなると子どもたちは留守番するか、学童に預けることになる。習い事の時間もあるし、夕方超バタバタしそうだ…。そもそも長期休みだって学童に預けることになる。息子はコロナ前は学童に行っていたこともあったが、もう行きたくないだろうな…とか。
週5で働くのは別にいいけど、そう言えば来年度はPTAの役員やるんだった…だったら週5は無理じゃない?そもそも入ってすぐに週4にしてとかできるんだろうか、できたとしても気ぃ遣うよな…とか。
そして、提示されている時給で給料の計算をしてみたところ、交通費は別途支給だったが、週5で実働4時間ちょっと働いても、1カ月の給料は今の私の収入より低かった。外で働き始めてもライターの仕事は続けるつもりではあるが、なんだか外に働きに出るのに収入が今より低いというのが納得いかず、結局応募するには至らなかった。
お母さんたちはすごい(それに引きかえ私は…)
でもよくよく考えたら、周りにいる多くのお母さんたちは、収入はもっといいのかもしれないけど、子どもを学童に預けたり学校の予定と帳尻を合わせながら週5とかで頑張ってるんだよな…と思い、なんて自分はぬるいんだと思ったのだった。
パートとか正社員とかそんなの関係なく、本当に世の中のお母さんたちは頑張ってると思う。私は息子が年中になる年までは専業主婦だったので、仕事に出ていないお母さんの大変さもある程度わかっているつもりだ(むしろ地獄具合でいうと仕事に出ていない時の方が地獄だった)。本当にみんな、色々なことを考えながら、バランスをとりながら頑張っているのだ。お父さんももちろん頑張っているとは思うけど、やっぱり各方面のことに頭を働かせてやってる具合でいうとお母さんの方がやってるんじゃないかと思う。
結局何が言いたいかというと、本当にみんな頑張ってるよねって話と、私は仕事も家のことも中途半端というか、もっとちゃんとしないとな、という話である。仕事に関しては「だりぃ~」と思うことだってあるし、居眠りだってするけれど、今の仕事はやりがいもあるし、辞めたいとは思わない。楽しいと思える瞬間もそれなりにある。いつかもう少し落ち着いたら外にも働きに出たいけど、現状で頑張れることはもっとありそうなので、その時に向けてもっと効率よくやらないとな…と思うのだった。家のこと、というか子どものことも、仕事をしているのを口実に適当にやってるところもあるので、せっかく家にいるんだからもっと子どもたちと向き合わないなと思う。
なんだか今日もよくわからない話になってしまったが、1年を振り返って、働くことについて改めて考えさせられた。とりあえず帳簿をつけるところからちゃんとしような、自分。