エド&リーのブログ

未亡人に憧れるゴーストライター。深海魚のような仲間を探しています。結論の出ない話多めです。

大好きだった元彼大捜索物語【前編】

f:id:edoandlee:20211118112853j:plain先日、ある友人(いつも褒めてくれる)から「江戸ちゃんていつも向上心を持って生きてるよね。『日々精進』て言葉を聞くと江戸ちゃんを思い出すよ」と言われた。

向上心というか、確かに私は常に何かを変えたいと思っているというか、何か面白い出来事を求めているのかもしれない。

ということで、先日こちら↓の記事で大好きだった元彼の話を書かせていただいたわけだが、あれから動きがあった、というか、私は自ら行動に出た。

そして今日、今しがたそのことで動きがあったので早速記録しておこうと思う。

edoandlee.com

思い出したネタ帳

このブログは実はInstagramと連動している部分があるので、私のインスタを見てくださっている方であれば話が分かりやすいのだが、先日、大学の時に「ネタ帳」と呼ばれるクロッキー帳を愛用していて、そのクロッキー帳を久々に買ってみた、という話をインスタに投稿したのだった。

で、その流れで、「昔のネタ帳見たいな~」というところから「ていうか昔のネタ帳とか手帳とか見たら(消してしまった)例の元彼の連絡先見つかるのでは…?」ということになり、さらに絶妙なタイミングで実家の母から「(地元で採れた)新米あるから送るけど、なんかついでに送ろうか?」という話がきて、「押し入れにある私の荷物の中に昔の手帳とかネタ帳ない??」って聞いたら探してくれて、「何冊かあったよ!」とのことだったので、昨日画像にあるネタ帳や昔の手帳が送られてきたのである。

で、ネタ帳と昔の手帳を目を皿にして確認していたところ、トップ画像にあるパラッパラッパーの手帳に、大好きだった元彼の連絡先が書いてあったのである。

繋がらない連絡先

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その手帳には、彼の名前はもちろんのこと、携帯番号、メールアドレス、実家の住所(今は知らないが当時は実家住みだったので)、実家の電話番号が書いてあった。

さすがにいきなり電話をかけるのは気がひけるので、私はまずLINEで番号検索をかけ、検索に出てこなかったので、携帯番号にショートメールを送ったのだった。

ショートメールを送ったのが午前11時14分。待てど暮らせど返事はなかった。途中ショートメールにソフトバンクから「請求金額のお知らせ」的なのが送られてきてその瞬間は殺意すら覚えた。

そして日付が変わって今日。

本当は昼休みを狙って12時過ぎくらいに携帯番号に電話をしてみようと思っていたが、子どもたちが学校に行ってしばらくしてから衝動的に携帯番号に電話をかけた。でも出なかった。暫く間を置いてかけ直しても「出られないようです」みたいなメッセージが最終的に流れるだけで、出ることはなかった。

次に私は実家の電話番号に電話をかけた。実家については昨日の夜の段階で、何年前のものかは知らないが、まだ建物があることは確認できていた。

実家の電話番号に、携帯と自宅の電話からかけてみたものの、繋がることはなかった。「現在使われておりません」というわけでもなく、ただ誰も出なかった。

もうやってることが完全に探偵な件

「あーあ、これでもう終わりか…」と一瞬落胆した私だったが、あることを思い出した。彼と最後に会った頃に教えてもらっていた、彼が当時転職したと話していた会社のことだ。何年も更新されていない彼のものと思われるfacebookにも書かれているあの会社…。

ホームページを見る限りでは、多分まだ経営はしているようだった。お問合せフォームもあったし、電話番号、FAX番号もある。

まずその会社に今も勤務しているのかも謎ではあったものの、勤務先に電話するなんて、私はもう自分のやっていることが社会人として完全にアウトだと思いながらも、思い切ってその会社に電話をかけた。

いた、っていうか出た。

ここからは、すでにおぼろげな記憶になりつつあるが、その会社に電話をかけた際のやりとりを記録する。

???「はい株式会社△△の???です」

名前がよく聞き取れなかったが、ひょっとして彼なのでは…という予感がした。

私「すみません、私江戸と申しますが、◯◯(元彼)さんと仰る方はそちらにいらっしゃいますか?」

旧姓を名乗ることなんて全然ないので普通に江戸と名乗ってしまった。

???「はい、私が◯◯ですが…。どのようなご用件ですか??」

キタ――(゚∀゚)――!!

ていうかまだあの会社で働いてたー‼

もうこの時点で軽くパニック状態な私。

私「あの、実は私あなたのことを探してまして、プライベートな話で申し訳ないんですけど、携帯の電話番号って以前の番号から変えられてますか?」

なぜ先に旧姓を名乗ってから話さなかったのかが悔やまれる。完全に怪しい奴である。

元彼「あー…えー…まぁ……。それで、どういうご用件ですか??」

もう完全に警戒されている。そりゃそうだよな、怪しすぎるだろ。完全に探偵だし。

私「あの、本当にプライベートな話で申し訳ないんですけど、私、実は旧姓が▢▢って言うんですけど、覚えてますか?本当に会社になんて電話しちゃってすみません」

元彼「あ、はい、覚えてますけど…。それで…なんですかね?」

私「いや、あの、私、あなたの連絡先なくしちゃって。でも元気にしてるかなって気になっていて、探していたんです。それで、昔の連絡先は見つかったんですが、そこに連絡しても繋がらなくって。それで、いけないとはわかっていたんですが、これ以外に手段がないと思ったので、こちらに電話をしてしまいました。本当にごめんなさい。」

元彼「はい…(呆れているのか若干半笑い)。で、どうしてこの会社のことを知ってるんですか?」

私「あなたと最後に会った時あたりに、あなたがこちらの会社に就職したとあなたから聞いていたので。だからまだこちらにいらっしゃるかと思って電話しました」

元彼「あ、そうですか…。で、どうしたらいいんですかね…?(若干半笑い)」

私「あの、連絡先変えられてますよね?だからもしよかったら新しい連絡先を教えてもらえないかなと思って。あ、でも、もう私と連絡を取る必要がないとお考えなら、もうこの電話だけで大丈夫です。あなたが元気にしているかだけが知りたかったので」

元彼「あぁ、いや、うーん…(多分ちょっと困ってるっぽい感じの反応だったと思う)」

私「私の連絡先をあなたにお伝えしても構いませんし、そこはあなたにお任せします。本当にどちらでも結構です」

元彼「えっと、じゃあ連絡先教えてもらっていいですか?」

私「はい、では申し上げます。090…」

この時点で、もう彼も私の連絡先は消してるんだなと思った。正直少し悲しい気持ちになった。

私「じゃあもし気が向いたらまた連絡ください。LINEとかでも大丈夫ですので。とにかくあなたが元気そうで安心しました。会社にまで電話するなんて本当にすみませんでした。では…」

元彼「あ、はい、では…」

こんな感じで電話は終わった。なお、現時点で彼からの連絡はない。

考察と感想

この後彼から連絡が来るかどうかは不明だが、電話の彼は、まぁ自分で電話に出るくらいなんで小さい会社なんだろうけど、なんだか当時よりも自分に自信があるような、以前より強くなったような雰囲気を感じた。

携帯番号を変えていたり、連絡先を残していないあたり(なんとなく男の人は元カノの連絡先を残しているイメージがあるので)、結婚とかしてるのかなと思った。

でもまぁ声を聞く限りでは元気そうだったし、とりあえずちゃんと同じ会社でもう10年以上働いていることがわかって安心した。

病気になっていたり、引きこもりになっていたり、死んでいたりしたらどうしようと思っていたからだ。

同じ会社に勤めているということは、おそらくそれほど私生活でも深刻なダメージを受けるような何かがこれまであったということはないのではないだろうか(親の介護とかをもしかしたらしているかもしれないけど…)。

とにかくしっかりした声で、元気そうだったから良かった。

本当のことを言うと、LINEのひとつくらい欲しいところだけど、私が結婚して子供を産んで今の生活というか世界があるように、彼にも彼の世界があるはずだから、まぁ仮に連絡がこなくても仕方がないかなと思う。

そして今改めて思うのは、逆に私がどこかで働いてて、もう忘れかけてる元彼から電話がきたら、嬉しいとかいう気持ちはなくて、ただ普通にキモいと感じるし、宗教の勧誘でもされるのかなと確実に思うはずだ。

なので、彼にとって結局私がどういう存在だったのか、時を経てどういう存在になっているのかはわからないが、怪しまれても仕方がないなーと思う。

と、ここまで書いていたら元彼から着信があり、話をしたので、その話は後半で…!