エド&リーのブログ

未亡人に憧れるゴーストライター。深海魚のような仲間を探しています。結論の出ない話多めです。

本当は離婚したい人たちへ(終)お金のことと新生活

記録に残す目的と、本当は離婚したくてもできない人へ、「一旦別居という選択をするのもアリだよ」という提案をしたくて、ここまでダラダラと私が別居に至った経緯について書き綴ってきたわけだが、だいたいの経緯は書いたことと、今後は自分の経験を踏まえてピンポイントで別居生活というものについて書いていきたいので、このシリーズは一旦今日で終わりにしようと思う。

他に書きたいことも色々あるしね…。

ということで、今日は別居する際にお金はどうしたか、どうしているか、という話と、別居してみてどうだったという話について書くことにする。

お金の話

私は兄と姉がいる3人きょうだいの末っ子なのだが、小さな会社を経営しているFPの兄(※金持ち)より、以前に「何があるかわかんないから、学資保険とかするより現金持ってた方がいい」的な話を聞いたことから、少しだけ資産運用的なことはしているものの、家を買う時も頭金はほとんど出さず、メインとなる資産は銀行にほとんど預けている。

なので、別居をする際に、そんなそれなりの金額の貯金を一体どう分けるかという話になった。

私が夫(仮)と結婚した当時は、お互いほとんど貯金もなく、2020年でちょうど結婚10年目だったが、そこからこれまでコツコツとお金を貯めてきた。夫(仮)は全くお金の管理とかしない(というかできない)人なので、結婚当初からすると何倍にもなった貯金は、全て私の管理によるものだ。

一時夫(仮)に管理を任せたことがあったが、見ていて確実に彼にはお金の管理は向いていないと判断したので結局私による管理に戻った。

そして、その貯金の内訳は夫(仮)のボーナスであったり、私が手術したときの保険金(摘出した腫瘍が境界悪性だったのでがん保険が下りた)であったり、互いの収入であったり、児童手当であったり、何かしらのお祝い金であったり、持続化給付金であったり、まぁ色々なものが入り混じっていた。

で、普通に考えて夫(仮)にお金を管理させておくのは心配過ぎるので、家の売却などすべてのお金の処理が済んだあと、私は8:2か9:1くらいの割合で私がお金を管理することにし、残りのお金については夫(仮)が自由に使っていいものとした。

子ども2人の頭数を入れても私の方がだいぶ持ち分が多いと思われるかもしれないが、貯金は子どもの将来の教育費のためのものがほとんどだし、そこは夫(仮)もわかっているのか、そこまで何も言わなかった。

そして、今後夫の口座に入るボーナスについては基本手をつけないものとし、お互いや子供が生活する上で、何か少し大きなお金がいる時のものとして取っておくという取り決めをした。その後、私は彼の給与口座の残高確認などは一切していないが、手をつけていないものと信じたい。

まぁそんな感じで、お金のことで結構モメるかな~と思っていたけど、意外と大丈夫だった。ただいざ離婚するとなると、普通は半分ずつ分けることになると思うので、そこはちょっとその時どうなるかな、モメるかなという懸念はある。

子どもたち2人の生活と将来を支えるお金の管理を私が一手に引き受けるというのはなかなかのプレッシャーではあるが、同時に、自分で好きにお金をコントロールできるようになったことは、夫(仮)に対しての「余計なもの買って…」とか「おこずかいそんなに必要?」みたいなストレスがなくなったので、なんだかお金を分けてやっと完全にスッキリした気がした。

新生活、はじまる

今年1月の終わりに新居へと引越しをし、家が狭くなったとはいえ、やはり片付けなど最初は大変で、引越しの準備の時と同様、部屋を片付けながら床に座り込んで寝てしまったり、ドライヤーで髪を乾かしながら寝てしまったり、椅子に腰かけたとたん寝てしまったり、最初は体力的に結構きつかった。

また、長年夫婦は不仲ではあったものの、夫(仮)は子どもの世話や家事はそれなりにする方だったので、子どもと一緒に毎日お風呂に入ったり、私の大っ嫌いな風呂洗いや皿洗いとか、これまで夫に任せていた育児の一部や家事の一部を全て自分でやらなければならないことはしばらくはしんどく感じた。

ただ、これも慣れで、自分のやり方で進められるという面ではストレスは減ったし、大人一人減るだけで家事もかなり減るので、次第に日々のルーティンにも慣れていった。

一緒に住んでいた頃は夫(仮)に「(私だって仕事してんだから)もっと協力してよ」的なことを言うこともあったし、逆に夫(仮)が「(他の家の男と比べて)俺ってそんなに(家事)やってない?そこまで言われる必要ある?」みたいなこともあった。

確かに他の家の旦那さんの話とか聞くとうちの夫(仮)は家事とかやってた方なんだろうけど、実際やってもらっていたことを自分でやってみると、正直「そんな主張するほどのことだったの?」って感じだった(タスク量的に)。

なので、「江戸さん家の旦那さんは協力的だよね」とかまわりの人に言われて、「うーん、でもお宅の旦那さんは家事やらないかもしれないけどその分稼いでるよね?」とか思ってモヤモヤしたり、「俺は(他の家の男より家事とか育児を)やってる方だと思う」という夫(仮)の主張に対して「まぁそうかもしれないけどさー…。うちはうちやん?私家で子どもみながら働いてるし」みたいなことを思ってモヤモヤすることもなくなった。

しんどいけど、まぁ、その時になればなんとかやってけるもんだと思った。お金の面でも、前よりめっちゃ仕事してる感は自分でもあるけど、生活は維持できている。貯金は増えることはあっても今のところは減っていない。

そう考えると、養育費をもらえなかったり、周囲の助けも全くないのに子どもを育てているシングルマザーの人って本当にすごいと思う。

そりゃ手抜きしてたりする部分もあるんだろうけど、生活を維持する上で最低限のことは全て自分でやっているのだから。

これでいいのだ

そんなわけで、約1年の間に急速に状況が変化し、現在の生活に至るわけだが、子どもたちもそりゃあ思うところはあるだろうが、元気にやっている。

本当に私の目線からでしかないが、子どもたちにとって父親と母親が全然喋らない家で過ごすよりも、今の方が個々が自由に生きることができて良かったのではないかと前向きに捉えている。

とはいえ、今後夫(仮)と復縁する可能性は0%だし、いつまでも夫(仮)から婚姻費用をもらって、戸籍上だけではあっても夫婦でいたくはないので、無理はせずとも、できるだけ早く、私ももっと稼いでいつかはタイミングの良いところで正式に離婚して、完全に自立しないといけないなと思う。

なにはともあれ、今の私にとっては、この別居という形が最短かつ最善の策だった。

これから一歩ずつ完全な別れに向かって階段をのぼっていこうと思う。

これからまた色々しんどいことも待っていると思うけど、今はとっても気楽で、今の自分がとても自分らしいと思える。

私は母親であり、(一応、かつては)妻であったが、その前に一人の人間だ。

もう周りの目や誰かのために自分の心を殺して生きたりなんてしない。

これでいいのだ。

 

(最後バカボンのパパになったけど以上です。もしずっと読んでくださっていた方がいたら、お付き合いいただきありがとうございました)