タイトルを見てプロレス(あるいは高田延彦氏)の話かと思って食いついてしまった方には申し訳ないが、全く別の話である。
カブトムシの蛹、その後
先日うちで飼育しているカブトムシの幼虫が蛹室(蛹から成虫になるための変身部屋)を作っていた!…という話を書いたが、一昨日蛹室を覗いてみたところ、もう成虫になっている(と思われる)ものを発見したのだ!
大多数の方は「ふーん、で?」って感じだと思うが、もうここまでくるといよいよなのである。そう、まさに「出てこいや!」なのである(だからなんだよ)。
ということで、自作のケースだと土の表面から天井(蓋)までの距離が近すぎて成虫が出てきても私が気づかない危険性があるため、TOP画像のように蓋を取り除き、さらによく目につく下駄箱の横に移動させてみた。
ちなみにケースの上のふわふわしたやつはシンクの排水溝のところで使ってる水切りネットである。これをしておかないとどこからともなくコバエが寄ってくるのだ。
ただ、出てきた成虫がストッキング状のあみあみに足(ていうか爪?)を引っ掛けないかだけが心配である。カブトムシと触れ合ったことのある方ならおわかりかと思うが、奴らの足(ていうか爪?)は一度くっつくとなかなか離れないのだ。なので「出てこいや!期間」中は、ケースの前を通りかかったら常に「出てきたわ!」になってないかを確認しないといけないのである。
「嫌い」は少ない方がいい…かも
で、やっぱり今日も「だから何?」なわけなのだが、そんなこともありつつ、なんだか楽しみなのだ。何がって、約1年かけて育てたカブトムシの幼虫が成虫になる…しかもそいつらが去年生きてたカブトムシの子どもであるということが、である。
なんかこれって、すごくない…?みたいな。
私、命育ててるんですけど!人間以外にも!キセルガイ以外にも!ヒメカツオブシムシ以外にも!ひまわり以外にも!マリーゴールド以外にも!ミニトマト以外にも!小ネギ以外にも!大葉以外にも!みたいな…(結構育ててるやんけ)!
そして、ふと思ったのだ。嫌いなことって少ない方がいいなって。
だって、もし私が虫嫌いだったら(いや、私も別にそんなに虫好きじゃないんだけど)、こんな楽しみもなかったわけで。人生に全く必要ないけどカブトムシの育て方も知らなかったわけで。
なんかそう考えると当たり前だけど嫌いなことって少ないに越したことはないのかもしれない。まぁ、例えば人とか、誰でもすぐ好きになってしまうとかも困るけど。なんでもすぐ欲しくなってしまったりとかも。
でも、なんていうか、「好き」までは行かなくても「嫌い」じゃないことがもっと増えるといいなと思う。そして、そのためにすることは…考え方とか、ものの見方にとらわれないようにすることなのかな?食わず嫌いせずにとりあえず食ってみる、的な?
ということで、今日もだから何?な話でした。
土の中の成虫たち、出てこいやー!