エド&リーのブログ

未亡人に憧れるゴーストライター。深海魚のような仲間を探しています。結論の出ない話多めです。

20年以上フリマアプリ(ヤフオク!&メルカリ)をやってる私の話

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寒くて狭い仕事部屋を兼ねた自分の部屋。そしてその背後で9月末頃から私のことをず~っと監視しているこの↑靴と服の山。

これは私がヤフオク!やメルカリに早く出品しなければと思って放置しているもののほんの一部です。多分この無印のバスケットで換算したら雑貨も入れてあと10杯以上はあると思う。

ただ、これは不用品の山ではあるのだが、お金の山でもある。

これくらい集中すれば一日で出品し終わるのだが、悲しいことにそんな時間すら確保できていないのが現状だ。しかもブログも始めちゃったからさあ大変…。

ということで、今日は私が20年くらいやっているヤフオク!とメルカリについて書こうと思う。20年もやってるとかなり色々とネタはあるのだが、すでに書いている人も腐るほどいると思うので、まぁ適当に、かいつまんで書いてみることにする。

ヤフオク!という鎖国時代

ヤフオク!が普通に「ヤフーオークション」だった時代からネットオークション、今だといわゆる「フリマアプリ」をやっている人であれば、この20年間ほどの変化がすさまじいことはお分かりだろう。

私がヤフーオークション(現・ヤフオク!)を始めたのは大学生くらいの時くらいだからもう20年以上は経過しているわけだが、当時はアプリなんてものはそもそもなかったし、なんかメールで相手と直接やりとりするみたいな感じだった。

銀行口座もこっちが口座番号とか教える感じだし、これまで買ったものも売ったものもバレバレだったし、匿名配送なんてものもなかった。個人情報ダダ洩れ状態が普通だった。

出品も超めんどくさくて、確か商品説明とかもタグとか使わないといけなかった気がする。

でも、そんなめんどくさいことをしてでもその時代はありとあらゆるものが売れていた。わけのわからんノーブランドの服、使い古した電気コード、何回か使った湯たんぽ、使いかけの絵の具、使い古した収納ケース、どこで買ったかもわからないようなアクセサリー…とにかく何でも出してりゃ売れる。「めんどくさいのだけを我慢すればゴミでも金に変わる」――。20代にしてそんな悟りを開いていた私だった。

メルカリという名の黒船来航で風向きがジワジワ変わる

それまで、ネットオークションといえば、ヤフオク!一択という感じだったが、メルカリの登場によってその牙城は少しずつ崩れていった(※個人の感想です)。

ヤフオク!で、ゴミ(だと思っているもの)に値段が付き、どんどんゴミ(だと思っているもの)の値段が上がっていく快感を知ってしまっていた私は、最初メルカリが登場した時、「最初から値段決めちゃうなんて馬鹿じゃねーの」くらいに思っていた。

それに、長年ヤフーオークションで慣れている人にとっては、当初のメルカリユーザーの質ははっきりいってかなり悪く感じていたと思う。「説明が雑」「梱包が汚い」「商品の状態が悪い」などなど…。早々にメルカリを始めた友人からもそういう話は聞いていたので、私はかなり後になってからメルカリを始めた。

ただ、メルカリを始めて思ったのは、出品から取引完了までめちゃくちゃ楽だということだ。だからこそユーザーの質が悪い問題はあるのだが、とにかく楽だった。あと、値段が決まってるから欲しいと思った時にすぐ買える、なんならちょっとは値引きもできる…「これはたしかに流行るわ」と思った。

そして、メルカリの手軽さに合わせるように、ヤフオク!の出品システムもどんどん簡単になっていった。いつだったか、半年ぶりくらいにヤフオク!に出品しようとしたらめちゃくちゃ楽になっていて驚いた記憶がある。「完全にヤフオク!はメルカリに寄せてきてるな」と思った(※個人の感想です)。

ヤフオク!歴20年以上の私が思う、ヤフオク!で売るべきもの

まぁ別に今はラクマやペイペイフリマもあるのでお好みでどうぞとは思うが、ヤフオク!歴の長い私からすると、例えば子育て中で少しは時間がある人とかだったら、メルカリだけじゃなくてヤフオク!も両方使った方が絶対いいと思う。

なぜならメルカリより稼げる可能性がかなり高いから。ヤフオク!に出品して様子を見て売れなかったら確実にメルカリで売れる値段で出せばいいだけだ。

で、ヤフオク!に出品をするにあたり、特におすすめしたいのは次のアイテムだ。

  • 家電(掃除機・パソコン・スマホ・タブレットなどは壊れてても売れる)
  • ベビー・子ども用品(ベビーカー・搾乳器・鼻水吸い取り器とかも売れる)
  • その他雑貨(中古の水筒とかでも売れる)

先ほども書いたが、かつてはわけのわからないノーブランドの服とかでもヤフオク!では売れていた。

しかし、メルカリが幅を利かせ始めてからファッションアイテム系はほとんど売れなくなってしまった。メルカリのせいなのか、ファストファッションを好むようになった若者が増えたからなのか、その辺は私にはよくわからないが、とにかく服は確実に昔より売れなくなったと思う。ただ、子ども服に関してはヤフオク!でも売り方のポイントがあるので、それはこの後説明する。

ヤフオク!で売るならやって欲しいこと

これは子供服に関してのみ言えることだが、もしヤフオク!に子供服を出品するなら、同じタイミングで出品すること。そうすると、送料を気にする人が、どうせ送料がかかるならってことでまとめて買ってくれるのだ。これはかなりある。メルカリよりも多い気がする。そして、なんとなくこれまでの経験から言うと、沖縄の人は送料の関係でまとめ買いしてくれる人が多い気がする。

そして、高値を狙いたいならシーズンが来るちょっと前に出品すること。まぁこれはメルカリでも同じかもしれないが…。やはりニーズがある時期に出品する方が高値で売れる傾向がある。

メルカリは引越しの時にめちゃくちゃ役に立つ

これは私が今の家に引っ越すにあたり、3LDK→2LDKと狭くなるので必死でモノを減らしまくっていた時の話なのだが、早く消えて欲しいものがある場合はメルカリ一択である。IKEAの家具とか、何年も使ってちょっと歪んでる無印の衣装ケースとか、楽天とかで買ったどこのかよくわからない収納用品とか、電動自転車とか、あとダンベルもあったな…。

私がわりかし都市部(横浜市)に住んでるせいもあってか、直接家の前とか近所まで引き取りに来てくれる人がたくさんいて、とても助かった。県内や隣の区とかはもちろん、埼玉や千葉からはるばる来てくれて、さらに手土産までくれる人とかもいた。

もう、引越しが決まったら「こんな大きなやつ売れるかな?」と思っても、とにかく1日でも早くメルカリに出品することをおすすめする。自分が思っている以上に、欲しい人って意外といるのだ。というか、この世には自分の想像をはるかに超える人が住んでいる。人ってめちゃくちゃいっぱいいるんだとメルカリで学んだ(何の話?)。

リサイクルショップに出すのは一番最後の手段だ。それでも無理なら粗大ごみに出せばいい。

買う時にすでに売ることを考えるべし

ここまでなんとなくバラバラとヤフオク!とメルカリの話を書いてきたが、間違いなく言えるのは、「買う時に多少高くてもいいものを買った方が後で確実に売れる=結果得をする」ということだ。

例えば掃除機でいうと、安いメーカーのやつを買うより、多少高いと思ってもダイソンという名が知れてるものを買った方が、結局最後売るときには多少ボロボロになってても高値が付くので、結果得をするということ。なんかこれは20年間ずっと変わらない気がする。やっぱりちゃんとしたところのものを少しでも安く手に入れたいというのはこういうサービスを利用する人にとっては普遍的な想いなのかもしれない。

最後に、私は一応整理収納アドバイザー1級の資格を持っているのでとりあえずひとこと言っておくが、結局のところ綺麗な部屋にするにはモノを減らすのが一番。もうそれしかない。どれだけ綺麗に片付けても結局モノが多いのが悪いってところに行きつくので、それを回避するためにも、買い物をする際にはなるべく質の良いものを買うことをおすすめする。

(まぁ100均大好き&服をすぐ買っちゃう私が言うことじゃないんだけど…)

おまけ:靴の匂いフェチ紳士の思い出

最近はもう同じ靴ばっかり履いて履きつぶして最後ゴミ箱に捨てるパターンが多いので、売れる靴の数も随分減ったのだが、服を買いまくってヤフオク!で売りまくっていた20代の頃は、その分売る靴の数も多かった。

で、靴、特にだいぶ履いたパンプスを欲しがるのは男性が多い。なぜなら彼らは靴の匂いフェチなのだ。最初は何も考えずに私も「奥さんのかな?」とか思って売っていたのだが、めちゃボロボロのでも欲しがるのでその辺から異変に気付いた。当時は購入履歴も見れたので、ちょと覗いてみるとやっぱり靴ばっかり買っているのである。中には「1回履いてから送ってもらえますか?」とか言ってくる猛者もいた(さすがにキモいので商品の状態が変わってしまうという理由をつけて断っていた)。そして反対にそれを逆手にとって「匂いあります」みたいな感じで出品してた猛者もいた記憶がある。

今は匿名配送というシステムがあるのできっと彼らにとっては安心して購入できる環境になったと思うが、そういうシステムがなかった時代の彼らの共通点は、

  • 必ず配送先を郵便局留めにする
  • 入金がやたら早い
  • やりとりが丁寧

ということだった。もうこれは全ての靴の匂いフェチの共通事項と言っても過言ではないだろう。彼らは今もいるのだろうか。私はそれが彼らの性癖なんだからしょうがないと思ってるけど、なんか届いてからたいして匂いもしない靴の匂いを嗅いで悦に入っているのかと思うとなんだか物悲しいような、複雑な気持ちなっていた私なのだった。